岸田奈美|NamiKishida
100文字で済むことを2000文字で書きます。noteをまとめた本『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(小学館)』『もうあかんわ日記(ライツ社)』『傘のさし方がわからない(小学館)』『飽きっぽいから、愛っぽい(講談社)』|コルク所属の作家
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はじめて岸田奈美のnoteを読む人へ
100文字で済むことを、2000文字で書く。作家の岸田奈美です。
いることも、いらんことも、noteへ息を吐くように残しています。
お仕事のご依頼などはこちらにお願いします。
わたしについて1991年、神戸市北区生まれ。中学2年生のときに起業家の父が突然死、高校1年生のときに母が心臓病で車いす生活、弟が生まれつきダウン症。認知症で荒ぶる祖母と、よく吠えるかわいい犬の梅吉も一緒に毎日が楽しい。
岸田奈美と家族の物語が、NHKで連続ドラマになります
えらいこっちゃ。
わたしがnoteで書いてきたエッセイを一冊にまとめた本「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」が。
NHKで、全10回の連続ドラマになります!ワーッ!
えらいこっちゃとしか言えないこの気持ち、Twitterで書きました。
これでもまだ、全然、思いの丈をしゃべくり足りねえです。
ずっとおもしろおかしく見守ってくださったキナリ★マガジンの読者さんには、事情と感
「THE FIRST SLAM DUNK」は一瞬の永遠と慟哭を描く
週刊少年ジャンプの『友情・努力・勝利』だけでは、どうやらどうにもならないことがあると知ったのは、大人になってからだ。
苦境から一歩を進むために、わたしがひとつ足すとすれば『時間』である。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』に、緻密な『時間』の物語をみた。
原作・脚本・監督の井上雄彦さんは『時間』を表現する境地にたどりついた漫画家だ。人間の本質を描こうとするほど『時間』の表現が自然
焚き火を起こす、雑に話す
ある人から、二年ぶりに連絡があった。
わたしに頼みがあるという。
彼とは、六人ぐらいでご飯を食べたときに知り合って、すこし話しただけだった。つらい自分のことよりも、つらい時に助けてくれた人たちのことを、本当に嬉しそうに紹介する人だった。
つないだビデオ通話で、彼は言った。