岸田 奈美

小学館「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」ライツ社「もうあかんわ日記」発売中! キナリ★マガジンという有料定期購読noteで月4本エッセイを書くほか、役に立たないことを披露しています。 Official WEB→https://kishidanami.com/

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      伝説の大きなしゃもじを持ち、いま、私が話を聞いて学びたい人に突撃していく大長編です。

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      家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

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    岸田 奈美
    1か月前
    はじめて岸田奈美のnoteを読む人へ

    はじめて岸田奈美のnoteを読む人へ

    ようこそ、いらっしゃいました!

    作家の岸田奈美と申します。いることも、いらんことも、ほぼすべてこのnoteへ息を吐くように残していますので、どうぞ見てってください。

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    わたしについて1991年、神戸市北区生まれ。中学2年生のときに起業家の父が突然死、高校1年生のときに母が心臓病の後遺症で車いす生活、弟がダウン症、ついでに同居している祖母は認知症

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    今週のもうあかんわ「俗世に向いてない」

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    みんなの「もうあかんわ」な話を、岸田奈美が趣味で集めています。採用されたら図書券やステッカーをプレゼント!

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    今週のもうあかんわヘッダー文字職人
    じゅんじゅん 
    ぼくは、電車とドライブが大好きな12歳の男の子です。がんばって、書くのでたくさんの人に見てもらいたいです。

    文字職人になっていただいたあと、お給料で、ご家族のみなさんにひとつずつお菓子をプレゼン

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    伝説のワンメーターガール(姉のはなむけ日記)

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    グループホーム入居を目指し、ダバダバと奮闘する姉と弟の記録。前回のお話はこちら。

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    弟がグループホームへ本入居する、前日。

    今までは二泊三日、三泊四日と、少しずつグループホームへ泊まる日を増やしていたけど、これからは平日の間、ずっと泊まることになる。

    「泊まる」から「暮らす」へ、変わるのだ。

    土日はこれまで通り、神戸の実家で母とわたしと弟と犬の梅吉がそろうので、そこ

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    大人になったら手に入らないけど、贈ることはできるもの

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    渋谷パルコの『ほぼ日曜日』イベントで、写真家の幡野広志さんとお話した。

    幡野さんは、奥さんと、息子さんの優くんへあてた48通の手紙をまとめた『ラブレター』という本を出されたばかり。

    そんなラブレターにも収録されている写真と文章が、息をするように並べんだり、浮かんだりしている展覧会場に、たくさんの人たちが集まってくれた。

    お話するテーマは『family』なので、わたしは母をつれて、family

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    通報する神あれば、親切する神あり(姉のはなむけ日記)

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    グループホーム入居を目指し、ダバダバと奮闘する姉と弟の記録。前回のお話はこちら。

    始まりのお話はこちら。

    弟がグループホームへ本入居することに決まったので、そうと決まれば、いろいろと決まりごとの確認や、送迎車もドライバーさんの募集をしなければ。

    わたしと母と弟で、再び、グループホームを訪れた。

    中谷のとっつぁんと、スタッフさんたちが待ってくれていた。

    他の入居者枠も、あっという間に埋まっ

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    こんなふうに生きられたら(姉のはなむけ日記)

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    グループホーム入居を目指し、ダバダバと奮闘する姉と弟の記録。前回のお話はこちら。

    始まりのお話はこちら。

    一ヶ月間の、弟のグループホーム体験入居が終わった。

    「良太。ほんまに、あそこで暮らせそう?」

    母には「うん」と答えたらしいが、何度かたずねると、たまに「うーん」と首をひねっている。そりゃそうだ。生活が大きく変わる、人生の節目。

    弟とふたりで話してほしい、と母から頼まれた。

    「良太は

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    飽きっぽいから、愛っぽい|ホラ吹きの車窓から@静岡県新富士駅のあたり

    飽きっぽいから、愛っぽい|ホラ吹きの車窓から@静岡県新富士駅のあたり

    キナリ☆マガジン購読者限定で、「小説現代8月号」に掲載している連載エッセイ全文をnoteでも公開します。

    表紙イラストは中村隆さんの書き下ろしです。

    母と一緒に、上京する仕事ができた。

    新神戸駅から東京駅まで、新幹線のぞみ号に乗って。母は昨年春に心内膜炎の大手術をしてから、神戸を離れることはほとんどなかったので、遠出は久しぶりだ。

    四時間も眠らないうちに始発の新幹線へ飛び乗ったのだが、母は

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    夕暮れの大脱走(姉のはなむけ日記)

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    グループホーム入居を目指し、ダバダバと奮闘する姉と弟の記録。前回のお話はこちら。

    始まりのお話はこちら。

    三週目のグループホーム体験入居が、はじまる。

    週末、いったん実家へ帰ってきた弟が、ふらつきながら部屋を出てきた。足がもつれている。とはいえ、どう見てもわざとなので、もつれるというか、小粋なステップを踏んでいる。

    「ちょっと、なんかぼく、しんどいねん」

    「しんどいん?」

    「ねつあるね

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    ギンギラギンの26歳男児(姉のはなむけ日記)

    ギンギラギンの26歳男児(姉のはなむけ日記)

    グループホーム入居を目指し、ダバダバと奮闘する姉と弟の記録。前回のお話はこちら。

    始まりのお話はこちら。

    体験入居中のグループホームへ、もう行かないと宣言する弟。いままでの苦労が水のバブルになるやも。

    あせってはいけない。

    「なんで行きたくないん?」

    「もう、あかん、っていわれます」

    「あかんって、なにがや」

    「スマホで、でんわしたら、あかんって、いわれます」

    実際は「あっ、いやあ

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    いいから北海道発「トリトン」と「根室花まる」で陸上寿司を食べてくれ

    いいから北海道発「トリトン」と「根室花まる」で陸上寿司を食べてくれ

    陸上寿司愛好会、発起人の岸田奈美です。

    陸上寿司愛好会とは、陸でとれたネタの寿司をとにかく愛でまくる会です。表の顔は。

    裏の顔としては「それって子どもが食べるやつだよね」「寿司屋にきて魚を食べないとか損してるよ」「雑魚寿司(笑)」などとおっしゃる方々の口へ、順番にシャリという名の思想を詰め込んでいく平和運動団体です。ストップ、寿司差別。

    さて。

    陸上寿司を食べ続けてる愛好者も。

    陸上寿司

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    避け続けた投票もポテトも、こんなもんか

    避け続けた投票もポテトも、こんなもんか

    このnoteは、音声入力機能をつかって、喋りながら書きました。その様子をYoutubeで配信していたら、励ましてくれたり、校正や調べ物してくれたりする人がいて、とても助かりました。(配信の録画)

    あんまり誰かに言ったことないけど。

    選挙の投票に行くのは昨日でやっと2度目。10年ぶり2度目。

     甲子園出場なら褒められるけど、ここは神戸市北区。「甲子園って神戸にあるんでしょ」って言われるたび、ア

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    細川たかしはここにいたい(姉のはなむけ日記)

    細川たかしはここにいたい(姉のはなむけ日記)

    グループホーム入居を目指し、ダバダバと奮闘する姉と弟の記録。前回のお話はこちら。

    始まりのお話はこちら。

    弟の、グループホームでの体験宿泊がはじまった。月曜日から、二泊三日。

    部屋に貼ってあるカレンダーには「グループホーム」と書かれていた。実際には「クルーポヘーム」だったけど。

    通ってる福祉作業所でも

    「あさってからぼく、グループホームです」

    「ぼく、いくからね。グループホーム」

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    ばあちゃんの再来と蜃気楼

    ばあちゃんの再来と蜃気楼

    ばあちゃんと、会うことになった。

    怖い。
    なんせ、ばあちゃんと会うのは4ヶ月ぶりである。

    それまでは、毎日朝から晩までリビングを陣取り、クリストファー・ノーラン『ダンケルク』IMAX上映とタメ張れるほどの迫力轟音でテレビをつけ、手をたたいてヒャーッヒャッヒャッと笑うばあちゃんと、毎日、顔をあわせていたのに。

    隣の部屋にいても、山田くんが座布団持っていく足音が聞こえた。客席がウケるたびに爆撃の

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    最低限!刺激的ビフォーアフター(姉のはなむけ日記)

    最低限!刺激的ビフォーアフター(姉のはなむけ日記)

    グループホーム入居を目指し、ダバダバと奮闘する姉と弟の記録。

    前回のお話はこちら。

    始まりのお話はこちら。

    弟の体験入居の日が、目前まで迫っていた。

    一ヶ月間、グループホームでためしに暮らしてみて、やっていけそうなら本入居になる。まずは週に二泊三日から、少しずつ増やして、慣れるのだ。

    別府でみつくろってもらった送迎車(セレナ)は、馬〆社長の

    「本入居が決まってからの契約でいいですよ!そ

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    飽きっぽいから、愛っぽい|家族旅行は白く霞んで@鳥取県の大山の麓

    飽きっぽいから、愛っぽい|家族旅行は白く霞んで@鳥取県の大山の麓

    キナリ☆マガジン購読者限定で、「小説現代5月号」に掲載している連載エッセイ全文をnoteでも公開します。

    表紙イラストは中村隆さんの書き下ろしです。

    幼いころ、弟はいつもフードつきのスウェットばかり着せられていた。

    障害の特性なのか、同年齢の子どもたちに比べると明らかに落ち着きがなく、彼はまるで跳ね回るパチンコ玉だった。

    ついさっきまで地面へ座っていたと思えば、ワープしたかのような速さで道

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    看板バ バン バン バン ハァ〜ビバノンノ(姉のはなむけ日記)

    看板バ バン バン バン ハァ〜ビバノンノ(姉のはなむけ日記)

    グループホーム入居を目指し、ダバダバと奮闘する姉と弟の記録。

    前回のお話はこちら。

    始まりのお話はこちら。

    グループホームの送迎車ドライバーを募集しています。詳しくはこちらのツイートをご覧ください。

    とうとう、近隣住民の方とわたしが直接会うことはなかったが。

    「鍵や扉はなくていいが、敷地の両隣にフェンスをつける」

    「障害のある人が間違って他の家へ入ってこないよう、目立つ看板をつける」

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