マガジンのカバー画像

★★よく読まれる岸田奈美の記事★★

21
比較的多くの方の目に触れてしまったnoteを集めました。
運営しているクリエイター

記事一覧

弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった

高校から帰ったら、母が大騒ぎしていた。 なんだなんだ、一体どうした。 「良太が万引きした…

一時間かけてブラジャーを試着したら、黄泉の国から戦士たちが戻ってきた

※下着のお話なので、苦手な方はご注意ください。 わりと、こだわりの強いタイプです。 でも…

車いすの母とミャンマーに行ったら、異国の王様だと思われた

2016年11月。 土埃と魚醤の匂いがするミャンマーの市場で。 私は立ち尽くしていた。 車いすに…

櫻井翔さんと密室で30分間、対面したら2kg太った

2016年、3月。 私は密室で、櫻井翔さんと対面していました。 30分間も。無言で。 いや、本当…

最愛の母に「死んでもいいよ」と言った日

「ママ、死にたいなら死んでもいいよ」 大好きな母に、私が放った言葉です。 高校2年生の時…

先見の明を持ちすぎる父がくれた、移民ファービーとボンダイブルーiMac

先見の明を持つ人って言うと。 うん。 織田信長だよね。 なんてったって、火縄銃を大量導入し…

歩いてたら30分で6人から「ケーキ屋知りませんか?」ってたずねられた

これは、あなたのために書いている。 春から大学生や社会人になって、新しい環境にドキドキして。 大変なことが起こっている世の中で、将来や収入に不安を感じて。 家族や友人のいない都会で、漠然と寂しくなって。 そんなあなたのために、書いている。 ちなみにわたしは、このどれにも当てはまらないが「明日の運転免許試験の練習のために路上教習を受けに行ったら、縦列駐車に20回以上失敗して“もう勘でいきましょう”と教官から冷静に言われ、ヘトヘトに疲れきり、自由が丘の裏路地の階段でうな

スズメバチを食べたルンバ

事件は、オンラインで打ち合わせをしている最中に起きた。 ブオンッと風を切り裂くような音を…

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

私が住んでいる東京という大都会に、母と弟が来た。 ひろ実と良太が来たとも言う。 母からの…

冬がはじまるよ〜のぞみ64号東京行き4号車で、槇原敬之が聴こえたら〜

疲れていた。 泥のように疲れていた。 締め切りが迫った原稿を、ギリギリまで書き終え、気づ…

思い込みの呪いと、4000字の魔法

「奈美と結婚しても、ダウン症の弟くんの面倒を見る自信がない」 高校生の時、付き合っていた…

24歳の弟は、字が書けない(はずだった、怪文書を読むまでは)

わたしの弟・岸田良太には、生まれつき知的障害がある。ダウン症だ。(詳しくは「弟が万引きを…

ワクチンを打ったわたし、心臓を止めない薬

お下がりの洗濯機をいつ持っていけばいいかという連絡を母にしたら、いま病院のレントゲン検査…

パラリンピックのコメンテーターになったら、櫻井翔さんと再会した

9月2日から9月5日まで、NHKが中継するパラリンピックのコメンテーターをさせてもらうことになったら、初日から情緒がボルケーノした。 文章が混乱が伝わってくると思うけど、誰かに向けてこれを書くことによって、一旦わたしは落ち着きを取り戻しつつあるため、“読んで積めるタイプの徳”として我慢していただければと。 なによりもまず、選手のみなさん、サポーターのみなさん、本当におつかれさまでした。とんでもねえ歴史の瞬間や、走り抜けるような人生を目の当たりにさせてもらいました。 2週