岸田奈美|NamiKishida
100文字で済むことを2000文字で書きます。noteをまとめた本『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(小学館)』『もうあかんわ日記(ライツ社)』『傘のさし方がわからない(小学館)』『飽きっぽいから、愛っぽい(講談社)』|コルク所属の作家
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飽きっぽいから、愛っぽい|剥いてくれるんなら@福島産の桃
キナリ☆マガジン購読者限定で、「小説現代10月号」に掲載している連載エッセイ全文をnoteでも公開します。
表紙イラストは中村隆さんの書き下ろしです。
好きな果物はなにかと聞かれると、いつも答えに悩む。
答え方次第では「これはお裾分けをいただけるのかもしれない」と思うと、余計に悩む。わたしの好きな果物ランキングは「剝かれた状態」なのか、「剝かれる前の状態」なのかで、著しく様相が変わるのである
今週のもうあかんわ「卒塔婆スキー」
みんなの「もうあかんわ」な話を、岸田奈美が趣味で集めています。
もうあかんすぎて、もうだれかに笑ってほしいという叫びたちなので、みんなで笑い飛ばしましょう。笑うだけで人の役に立てます。
はじめた趣旨などはこちらから
ヘッダーのイラスト……アヤさん
今週のもうあかんわ、いってみよ!
※掲載されたみなさんに「もうあかんわ特製ステッカー」を、毎週のMVPには「お見舞金 1000円(図書カード)
「目を貸してください」と言われて
このnoteは、SMBCグループと開催する「#一人じゃ気づけなかったこと」投稿コンテストの参考作品として、主催者から依頼をいただいて書きました。
もう八年も前のことである。
「キッシー、太った? 2キロくらい」
突然、勤め先の同僚から言われた。
なんとまあ、失礼な!
2キロってキッチリ当たってるから、なんとも言い返せん。くそう。っていうか、あんたの方が太ったやんか。
どついたろかと思っ