新作を月4本+過去作400本以上が読み放題。岸田家の収入の9割を占める、生きてゆくための恥さらしマガジン。購読してくださる皆さんは遠い親戚のような存在なのです!いつもありがとう!
岸田奈美|NamiKishida
年末のある日とつぜん、部屋の天井が落ちて、上階の汚水が流れこんできたときの限界記録。
比較的多くの方の目に触れてしまったnoteを集めました。
母が心内膜炎で入院、祖母は認知症が悪化、犬は大暴れで……岸田家の危機に、祖父の葬儀、鳩の襲来などが続々と!「もうあかんわ」と嘆きながら毎日更新した2ヶ月の記録。ライツ社から発刊した同名の書籍に収録していないエピソードも。(イラスト:水縞アヤさん)
NHK BSプレミアムドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の原作エッセイ・撮影現場レポートのまとめ。ドラマは“岸本七実”が主人公のトゥル〜アナザ〜スト〜リ〜なので、読んでから観ても楽しめること大請け合い!
テーブルの上に乗ってるものは吸い込むようにたいらげる、いまのわたしからは想像がつかないけど、子どものころは食が細かったようだ。 「お腹が減ってないっていうか、食べることにあんまり興味がなかったみたい」 母から言われて、まさかそれがわたしのことだとは思わなかった。そういえば、生まれてはじめて好物なるものを自覚したのは、小学校高学年くらいだった気がする。 「だから、あの手この手で、食べたくなるようなご飯を作ったんやで」 母が千手観音のごとく繰り出してきた、あの手この手のな
ぼーっと生きてたら、もう週が明けておりました。完全に日記を書くタイミングがおかしくなりました。そうすべては低気圧のせいです。 低気圧にかわって謝ります、お待たせいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。 というわけで、周回遅れで、先週の日記です。もう暑いね。 6月15日(月) 友人の寺がいまアツい稲田ズイキくん、っていう僧侶の友人がいるのよ。 どんなゲームでもそうだと思うんですが、パーティに僧侶っていうジョブの持ち主がいるっていうのは、冒険においてものすごく良くて。
自分のことよりも、他人を喜ばせ、他人を幸せにできるのが、立派な大人だと思ってた。 優しくて明るい母と、ええやつな弟(↑写真左)と、亡くなったけどめちゃくちゃおもろい父から愛されまくり、ぬるま湯のスパワールドにつかりながら育ってしまったわたしは、他人から嫌われることが怖かった。 だから、できるだけ、できるだけ、他人に嫌われず、楽しんでもらえるように生きてきた。わたしが書くアホみたいなエッセイは、そのことに関しては、めちゃくちゃ気をつかっている。 みんなから愛される、岸田奈
「ポップコーンパパのポップコーン」「遊花里の豚肉」に続き、打撃を受けている障害者福祉施設の製品を応援する、フクシ×キナリ企画の第三弾! 岸田奈美が毎度のごとく、ゴール裏を陣取る気概で全力応援していくのが、こちらの「町田チョコレートラスク」です。 生活感のありすぎる背景でも映えてしまう、ミルク・ホワイト・ストロベリーの三色。これがいわゆるラスクの三原色で、混合することでこの世のすべての幸せの色を表せるのは有名な話だ。 ところで、このラスク。 このように、かわいいラベルの
マヌケな自分とともに歩み、ともに立ち向かう岸田による「こんなのあったらいいな」なアイテムの妄想を垂れ流す「妄想!マヌケ商店」のお時間です。 何度書いても唐突感が拭えませんが、くわしい経緯と、前回の妄想はこちらにございます。殿! 完全なる浮かれた妄想にすぎなかったのですが、「商品化したら買うわ」「マヌケの俺も仲間に入れてくれ」「こっちは金貨20枚出すぞ」「2億円が出ました!ほかに落札希望者はいませんか?」などのお声を多数いただきまして。 なんと。 元・任天堂デザイナー、
今週分から、日記のタイトルをちょっと変えてみました。内容はあんまり変わらないよ。いつも読んでくださって、ありがとうございます。 いつもと変わらず一発書きなのですが、これを書き流すと表現することもあるそうです。かっこいいな。 ふだんガッツリ書いている文章は、普段からずっと考えて煮詰めていることだったり、少ないながらも推敲したりして、錬成して研磨していくので、貴金属をこしらえるイメージに近いです。 一方で日記は、クレヨンで書く絵に近い。消したり直したりせずに、日々で見つけた