岸田奈美|NamiKishida
100文字で済むことを2000文字で書きます。noteをまとめた本『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(小学館)』『もうあかんわ日記(ライツ社)』『傘のさし方がわからない(小学館)』『飽きっぽいから、愛っぽい(講談社)』|コルク所属の作家
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キナリ読書フェス 受賞作品の発表
2020年11月22日〜23日の期間、「キナリ読書フェス」を開催しました!
応募いただいた読書感想文の総数は268件!読書を楽しんでくださった皆さん、ありがとうございました。
なかでも特におもしろく、本への愛にあふれていた読書感想文を讃えます!
※受賞者の皆さんへ※
12月31日までに、noteの機能(ヘッダー最下部に表示)「クリエイターへのお問い合わせ」機能を使い、賞金や賞品の送付先を確認
弟が一人で美容室に行ってて、姉は腰を抜かした
弟のふとした行動に、ものすごくびっくりすることがある。
「あんた、ほんまはわかってたんか」って。
このびっくりは、どう説明したらいいだろう。
たとえるなら、子どもが大きくなってから、お腹のなかにいた時にお母さんが語りかけてくれたことを話しだしたような。そのむかし助けたツルが、恩を覚えていてはた織りにきたような。
弟には悪いが、このびっくりには、とても失礼な意味がある。
「まさかそんなこと