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小説を書くしんどさに、先人から教えてもらったこと4つ|かんがえる岸田

0.髪の毛を切り申した

マジのガチでどうでもいい話からはじめると、Netflixオリジナルドラマ「クイーンズ・ギャンビット」のベスが美しすぎて、1話みた瞬間に美容室に行き、髪の毛を切ってスカーフを買った。

調子のって海でポーズとったが、「体育祭ではちまきをしてやる気をおしつけてくるタイプの委員長(不人気)」になった。それでも満足。

1.小説を書くためにがんばっていること

本にしないかと誘ってもらい、小説を書いている。

しかも、小学生向けの。

わたしは「新規タブで開く」と「上書き保存」をすごい勢いで繰り返しているような人生なので、古い記憶から順調に破綻している。

「弟が万引きを疑われた事件」とか「父に外国籍のファービーを贈られた事件」など、強烈だった出来事はハイライトとして覚えているけど、その間に存在したゆるやかな記憶は、もう失った。

「シャイニングってどんな映画?」と聞かれた時も「斧持ったニコルソンが風呂に入ってくる」としか、答えられない。そこしか覚えられない。

つまり、小学生に向けて書いているのに、小学生の記憶がないという状態だ。荒れ果てた農地から作物を育てている。夏野菜スペシャル。

というわけで、小説を書くために、農地をがんばって耕しているわたしの記録をここから少々。

しんどかったこと① とりわけ言いたいことがない

小説なるものは、テーマが重要だ。テーマというのは、一番読者に伝えたいことだ。そんなもんわかっとる。

伝えたいことが、ない。

そう。わたし、伝えたいこと、なかった。

親の仇をマシンガンで蜂の巣にするかのごとくめちゃくちゃしゃべるし、めちゃくちゃツイートもエッセイも書くのだがあれは「聞いてほしいだけ」なのだ。道で出会うおしゃべりババアの思考回路に近い。

べつに、なにか立派なことを宣言したいわけでも、意見を主張したいわけでもない。だけどそういうエネルギーがないと、小説という物語は走っていかないし、読んでいてもおもしろくないと思う。

グエェ、自分ってこんな浅はかな人間だったのかと落ち込んだ。

そしたら、編集者の佐渡島さんが、こんなことを言ってくれた。

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週末にグループホームから帰ってくる弟や、ばあちゃんと美味しいものを食べます。中華料理が好きです。