岸田 奈美

28歳の作家。100文字で済むことを2000文字で伝える。車いすユーザーの母、ダウン症の弟、亡くなった父の話など。講談社・小説現代 連載、文藝春秋2020年1月号巻頭随筆 執筆。コルク所属。 Official WEB→https://kishidanami.com/

24歳の弟は、字が書けない(はずだった、怪文書を読むまでは)

わたしの弟・岸田良太には、生まれつき知的障害がある。ダウン症だ。(詳しくは「弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった」に書いた) 言葉がうまく伝わらない、発…

コインランドリーで浮いてる地球儀の正体を知りたい

わたしは、家からわりと離れたコインランドリーに、よく行く。 家にはPanasonic製のええドラム式洗濯機があるのに。すぐ近くに他のコインランドリーが何軒もあるのに。 …

ライターじゃなく作家って名乗る理由と、林家ペーと、喫茶店のマスター

9月23日に、わたしの1年間のムニャムニャが詰まった本「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を出版することになった。 トレンディーな時代に生きた遠縁…

「一人称単数」を読むと、筋の通らない物語を語りたくなる

※2020年9月「文藝春秋digital」に寄稿した、村上春樹著「一人称単数」の読書感想文です。いつもに増して、長いのです。 村上作品の感想を書くと、なぜか自分の話ばかりし…

読書の秋なので「キナリ読書フェス」を開催します(9/25WEBサイト公開)

追記:9月25日 WEBサイト公開しました! ※あいかわらず思いつきと勢いだけで生きているので、自分でこしらえたクソダサヘッダー画像ですみません。愛だけはあるので、一…

さとしくんは、マンションの子どもたちを統率していた

映画館で「ドラえもん のび太の新恐竜」を観た。ドラえもんはいい。劇場版は欠かさずチェックしている。 ドラえもんのなかで、もっとも異常が日常になっているのは、ジャ…