新作を月4本+過去作400本以上が読み放題。岸田家の収入の9割を占める、生きてゆくための恥さらしマガジン。購読してくださる皆さんは遠い親戚のような存在なのです!いつもありがとう!
岸田奈美|NamiKishida
年末のある日とつぜん、部屋の天井が落ちて、上階の汚水が流れこんできたときの限界記録。
比較的多くの方の目に触れてしまったnoteを集めました。
母が心内膜炎で入院、祖母は認知症が悪化、犬は大暴れで……岸田家の危機に、祖父の葬儀、鳩の襲来などが続々と!「もうあかんわ」と嘆きながら毎日更新した2ヶ月の記録。ライツ社から発刊した同名の書籍に収録していないエピソードも。(イラスト:水縞アヤさん)
NHK BSプレミアムドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の原作エッセイ・撮影現場レポートのまとめ。ドラマは“岸本七実”が主人公のトゥル〜アナザ〜スト〜リ〜なので、読んでから観ても楽しめること大請け合い!
キナリ杯は6月3日に終了しました!受賞発表式はこちらにまとめています! 政府の緊急経済対策で、私は10万円を受け取れるそうです。うれしい! 国会中継を見ながら、10万円の使いみちをウッキウキで考えていました。 このとても大変な期間に「私を支えてくれるもの」と「私が応援したいもの」に、使いたいと思いました。 私にとって、それは「文章」です。 緊急事態宣言が出ている間、母や弟と離れ、ずっと一人で東京の家にいました。寂しいにもほどがある。 でも、書くことに救われました。
言葉の勉強をするために、私が大きなしゃもじを持ってプロのもとへ向かう「突撃!岸田の文ごはん」の時間だよ! 今回お会いさせてもらった人は、阿部 広太郎さん。 電通のコピーライターで、「企画でメシを食っていく」というインパクトのある講座の主宰でもある。 ※突撃したのは2020年2月10日です。現在、電通ではリモートワークを基本とした業務対応が行われています。 優しそうな人だなと思いながら、プロフィール写真を眺めていたら。とある一文に、私の目が釘付けになった。 「中学三年
今年の2月まで10年間勤めていた会社で、取材を受けた。 私は広報担当だった。 限りなく、野生に近かった。 テレビ番組の取材に応じる。広報として当たり前の仕事をしただけ。 まずなんと言っても、取材してくれたTV局と制作会社の方々がすごい。6割すごい。 そして、会社の努力と魅力がすごい。3割すごい。 でも。 あとの1割は私にくれたりなんかしちゃわないかな、なんつって。 いいよね。 1割すごいって、自分で言っても、今日くらいはいいよね。 裏を返せばその1割が、私の広報
ここには、24時間で消える、私が勢いだけで綴った怒涛のnoteを書いていました。24時間経ったので、爆発四散しました。運良く見つけてくださった方は3万人でした。ここに記念碑を打ち立てます。 掲載してあった文章のスクリーンショット、コピー&ペーストでの転載を認めています。ただし、岸田奈美が書いたことがわかるようにだけ、追記をお願いいたします。 有料定期購読マガジン「キナリ★マガジン」で加筆修正したものを、いつか見逃し配信する可能性もありますが、まったく同じ文章は存在しません
祝っても、ひとり。 私の作家活動を見せびらかすWEBサイト「キナリ」がオープンした。同時に、定期購読マガジン「キナリマガジン」もスタートした。 どちらも、本当にありがたいことに、嬉しい反応ばかりだ。 愛と熱でオープン日に間に合わせてくれた、コルクのメンバーには本当に頭が上がらない。 祝いたい。 とても、祝いたい。 宴をしたい。ワンピースでやってたみたいに、みんなで巨大な樽に足を乗せ、カチ割ったところから吹き出てくるビールを飲みたい。 でも祝えない。外に出られない
昔から、細かい数字を覚えるのが苦手だ。 自分の身長、50m走のタイム、友人の誕生日、恋人の記念日、宿題の提出期限。 すべて覚えていた試しがない。 そんな私が唯一、細かく覚えている数字がある。 2005年6月9日18時42分。 父が亡くなった時間だ。 「娘さんが中学校から到着するまで、頑張って待っていらしたんですよ」 時間を読み上げたあと、病院の先生が言った。 むしろ私の記憶は、そこからおぼろげになっている。 お通夜もお葬式も、気がつけば、終わっていた。 「本日は