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3月の振り返り〜やれることは全部やる〜

3月22日に発売したばっかりの!

飽きっぽいから、愛っぽい』が!

重版しました〜〜〜!ドンドンパフパフ!


え?
重版ってつまりなにかって?

うちのオカンと同じことを聞いてくれるじゃん。

(細かいことや大義は置いといて、総じて家計がうるおう)

『飽きっぽいから、愛っぽい』は、大きなバズを起こしたり、派手な広告を打ったりしていないので、わたしを知っている皆さんが一冊ずつ買ってくれたおかげです。

糸井重里さんと三宅香帆さんが『小説現代』で、本のことを書いてくださったんですが、ネットのあちこちにも……

あったかい言葉が真綿のように包んでくれて、心がぬくぬくです。

noteからでは書けなかった本当の記憶と、さらけ出しのエッセイを22本おさめました。特に最終話は、もう二度と書けないような本音と秘密を。

書いて、よかったなあ!

サイン本やイベントのお知らせは、こちらにまとめています。


それだけじゃないのですよ。


矢継ぎ早すぎて、矢の雨が降り注ぎまくる春ですが。

4月6日は!

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』が!

ドラマ化の直前で、文庫になります!

味があるという褒め言葉を疑い続けたエッセイを一作、追加で書き下ろして!

ドラマの台本を読んだときの感想を「となりの人生だ……」とわたしの胸を貫いた言葉とともにあとがきにして!

代表作『スモールワールズ』、最新刊『うたかたモザイク』を書かれた作家・一穂ミチさんが“解説”として全力の必笑感涙の文章を寄せてくれて!

ドラマの俳優さんたちの帯もぐるりと巻かれて!

それでなんと、693円という安さになって!

忙しい〜〜〜!忙しい〜〜〜!

豪華すぎて、忙しい〜〜〜!!!


最近はですね、

「ドラマを観るんだったら、先に本を読まない方がいいですか?」

ってよく聞かれるんですが。

台本を読んだら鳥肌が立ちまくって、ゲラゲラ笑って、母と呼吸できんくなるぐらい泣いたわたしとしては。

先に本を読んだ方が、むしろドラマを楽しめる気がします。

なぜならドラマは、天才の手によって、6割のフィクションを加えて、がらりと構成も変えた、天才の脚本になっているからです。

「えっ……このシーンを、そうやって表現するの?」

「本に書いてないけど、補完するならその言葉しかないわ」

「ちょっと待って、どんでん返しすぎんか!?!?!?」

本を読んだ人は、思わず声に出してしまうこと間違いなし。贔屓目でもなんでもないです。始まる前から予感してますが、神作品です。

というわけで、文庫のほうもどうぞ、よろしくお願いします。


毎度のことですが

わたしのすべてが読める『キナリ★マガジン』の購読するなら、月の初めがおすすめ。

100以上の過去記事&月に新作4記事が、1,000円で読み放題!

岸田家(わたし、母、弟、ばあちゃん、梅吉)の収入の9割を占め、リアルに食い扶持となっているのが『キナリ★マガジン』の購読費です。

みなさん、いつも支えてくださって、ありがとうございます。

……あんまり大きな声で言うことじゃないですが、弟のグループホームの送迎車の維持費だけで月20万円ぐらいかかってるので、そこのあなたが車を運行してるといっても過言ではない。


【告知】4月5日、テレビ局でサイン会をします

わたしが木曜にレギュラー出演している「newsおかえり」の運営スタッフのみなさんが、無茶振りを通してくださいました。


【告知】4月21日、ニューヨークで講演会をします

まだまだ申し込めます。軽い気持ちで、病床にいた母と「行こうな」と約束したら、渡航費200万円超で笑ってしまいました。円安ゥ。


【告知】5月8日、どうで荘で対談をします

わたしの読者さん、めちゃくちゃ藩士(水曜どうでしょうの熱心なファン)が多いなとつくづく思っていました。水どうD陣の藤村さん・嬉野さんに創作論を語るという謎の機会がございます。


3月に書いた記事のまとめ

↑キナリ★マガジン記事。行動援護従業者研修でうちのめされた日記を書き続けていましたが、これにて修了。感想メッセージの量がすごかった。

↑生まれて初めて、弟と一緒にJリーグのガンバ大阪の試合を観に行った。そしたら、弟が実はスローインの貴公子だったと知って、胸が熱くなった。

↑これ書いたらさあ、作業所のクッキーを買ってくれた人の多いこと、多いこと。すごかった。バターの匂いがしそうなムーブメントだった。

↑先月のキナリ★マガジンのお金の使い道を、レポートにしました。知的障害のある人のグループホームで弟が出会った友達とのこと。ありがとう。

↑これ親戚に見つかったらめちゃくちゃ恐ろしいんだけど、見つからないことを願いつつ、でも書きたかったから書いた。



あと、読書好きのための『好書好日』WEBサイトで、大好きだったものについて、連載をさせてもらいました。4作品ともめっちゃ読んでもらえました。

↑特にこれが、一番書けてよかったなあと思えました。古本屋で、線まみれになってる『ゲド戦記』を買ってしまったときの運命よ。


キナリ★マガジンの読者さんへ

飽きっぽいから、愛っぽい』の紙書籍を買うと、帯の見返しについているクーポンコードで初月購読料がタダになります。2024年3月まで。

ちょうど今日、Instagramでこんなメッセージをもらいました。

『はじめまして、こんにちは。

昨夜、母の書斎で岸田さんの『もうあかんわ日記』を見つけました。ところどころ、母が折り目をつけた箇所もありました。

母は去年の2月にくも膜下でこの世を去りました。

本を読みながら、コロナ禍の恐怖やお母さまの病気(わたしの母も脳梗塞を二度も発症し、同じ時期に入院していました)など、書かれていることに母が共感し、恐怖と安堵を思いながら、読んでいたんだなぁ……と胸が熱くなりました。

母が亡くなって半年間、ほぼ毎日泣いていました。今年の2月に一周忌を迎えると、逆に思い出したくなくて思い出さないように、辛くならないようにしていたのですが、昨夜から本を読みながら、母が折った箇所がとても愛おしくなりました。』


こんなふうに書いてもらってありがたいなあと思うし、本にしるしを残しながら読んでいたお母さまはナイスだぜと拍手したいです。

本当に、本当に、ナイスだぜ。

線を引く、頁を折る、しるしを残す。大切な人がなにを見て、なにを思っていたかを、横からそっと覗き見させてもらえるのは、言葉にできないほどの嬉しさがあります。

前にnoteで、父の遺書がなくてよかった、と書きました。

わたしに向けられた言葉は、どうしたって、わたしに伝えようとした言葉になってしまうから。かっこつけてしまうから。

相手のことを、ずっと、考えていきたいので。

わたしがひとつ年をとる度に、記憶のなかの相手と、一緒に成長をしていきたいので。

「なんで、これが好きだったんだろう?」

って想像できるような余白のある、ヒントが嬉しいんです。今は辛くても、何年か先で、別の気持ちに変わるかもしれない。


わたしの書いたものが好きと言ってくれる人は、なにかしら心の奥で共鳴するような“悲しさ”を持っている人のように思います。

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週末にグループホームから帰ってくる弟や、ばあちゃんと美味しいものを食べます。中華料理が好きです。