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岸田奈美のキナリ★マガジン

新作を月4本+過去作300本以上が読み放題。岸田家の収入の9割を占める、生きてゆくための恥さらしマガジン。購読してくださる皆さんは遠い親戚のような存在なのです!いつもありがとう!
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#病気

一週間休んだら、二週間倒れた人間の話

こう、なんか、しんどいなーとか、さぼったろかなーとか、ダラダラしたくなって「そこんとこ、…

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「たまたき」

聞き慣れたばあちゃんの声の、聞き慣れない四文字が、スマートフォンのスピーカーから響いてい…

足りない年の瀬の泥人形

「さっき先生が回診にきはって……傷の治りが思ったより遅いから、年内の退院も無理やて……」…

病院で骨抜きのサバを出されては怒り狂う人よ

キレ散らしてる人の声を“聞く”のは嫌いだが、“読む”のは嫌いじゃない。 なぜか惹かれてし…

背負わない新聞の季節

「しんどひい」 月曜日、母から電話があった。 2週間前からお腹の痛みをうったえ、先週、病…

ナミー・ポッターと胆汁の石

「なんかちょっと……ここの具合が悪いねん」 お腹をさすさすしながら、夕飯の席で母が言った…

飽きっぽいから、愛っぽい|無力なパンダは不幸にならない@神戸ハーバーランド

キナリ☆マガジン購読者限定で、「小説現代4月号」に掲載している連載エッセイ全文をnoteでも公開します。 「今回の表紙は、岸田さんも喜びますよォ」と編集部の人からもったいぶって伝えられてたんですが、地球が生んだ奇跡こと櫻井翔さんでした。喜びますっていうか恥ずかしい記憶が先に浮かび上がってくるので、直視できませんね。 表紙イラストは中村隆さんの書き下ろしです。 スーパー銭湯の休憩所で、わたしはパンダになっていた。