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岸田奈美のキナリ★マガジン

新作を月4本+過去作400本以上が読み放題。岸田家の収入の9割を占める、生きてゆくための恥さらしマガジン。購読してくださる皆さんは遠い親戚のような存在なのです!いつもありがとう!…
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#病院

[小説]声

これが最後の仕事になる。 できることなら、最後になんてしたくない。でもだめだ。日を追うご…

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思いやりに気づくのはいつでも手遅れだ

わたしのエッセイをドラマにしてもらう時、NHKからディレクターさんや脚本家さんがやってきて…

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人生最悪の病院オブ・ザ・デッド

気がつけばニューヨーク行きまで、もう2週間を切っていた。 ずっと先のことかと思ってたのに…

有頂天ホスピタル〜入院食革命〜

『いたいよー』 入院している母からのLINEだ。 早朝、朝、昼、晩、深夜。時報のように送られ…

病院で骨抜きのサバを出されては怒り狂う人よ

キレ散らしてる人の声を“聞く”のは嫌いだが、“読む”のは嫌いじゃない。 なぜか惹かれてし…

ミルクレープと困った顔の大義名分

弟がスマホで、病室にいる母へ写真を送ったらしい。 母がわたしにも転送してくれた。 「ええ…

病袋と極楽の香り

聞くところによると、早くも福袋の予約が始まったという。正月の風物詩。スタバや無印良品の福袋は、熾烈の抽選販売だそうな。 病院の売店でも、袋が爆売れしている。 それが、こちら。 入院セット袋である。 身内の入院が決まると、買い物競争がはじまる。 看護師さんから 「こちら、できるだけ早めにお願いします」 と、小さな紙をぺろっと渡されるのだ。 ・下着 ・タオル ・歯ブラシ、歯磨き粉、コップ ・ティッシュ ・シャンプー、リンス、ボディーソープ ・スキンケア用品 ・割り

病院送り・ダ・カーポ

母が総胆管結石で深夜に緊急入院した。なんやかんやあって、手術室に入ったのはお昼だった。 …

背負わない新聞の季節

「しんどひい」 月曜日、母から電話があった。 2週間前からお腹の痛みをうったえ、先週、病…

飽きっぽいから、愛っぽい|無力なパンダは不幸にならない@神戸ハーバーランド

キナリ☆マガジン購読者限定で、「小説現代4月号」に掲載している連載エッセイ全文をnoteでも…

十二年ぶり、二度目の生還 (母の入院)

photo by 幡野広志 14日間の原因不明の発熱のあと、重度の感染性心内膜炎という診断を受けた…

オカンが高熱、わたしは気絶(母の入院)

※母は新型コロナウイルス・インフルエンザウイルスともに陰性です。だけど今日で高熱が続いて…