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岸田奈美のキナリ★マガジン

新作を月4本+過去作400本以上が読み放題。岸田家の収入の9割を占める、生きてゆくための恥さらしマガジン。購読してくださる皆さんは遠い親戚のような存在なのです!いつもありがとう!…
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#日記

くらせ!たこ焼きサーカス団

こんなわたしにも特技がある。 たこ焼きを焼くのがうまいと、よく褒められる。 わたしが大学…

写真の持ち主を探しています

2024年9月。 フランス旅行中に、一枚の写真を買いました。 買いましたってーか、気づいたら…

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自信を持ちたきゃ!ボールを投げて!ジャムを煮れ!

わたしはライブ配信とかよくやってるもんで、 「なにをやっても自信が持てなくて、毎日が不安…

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感想をもらうということ、感想があふれるということ

先週、「声」という短編小説をのせました。 これね、実は、一年前に書き終わってたんです。 …

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弟は笑えない

家族写真をくださいと言われ、困っちゃう時がある。 記事やポスターを作ってもらう時なんかに…

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【11月の岸田奈美】ベランダの寿命はあまりにも短い

ごきげんよーコ・チャン! 寝て起きたら、朝と昼の温度差が10℃とかになっちゃってて。とっさ…

遊園地特化型貧乏症

わたしの父は、遊園地が好きじゃなかった。 行列にも、騒音にも、絶叫にも、いちいち腹を立てていた。とりわけ、父の地雷といえば、子どもだまし、だった。 無駄によくできたホラでわたしをだましてはゲラゲラ笑うくせに、自分がだまされることには、めっぽう我慢ならん男なのだ。 新幹線に乗れない弟を喜ばせようと、父は神戸から東京まで夜通しボルボ940を走らせ、ディズニーランドへ連れて行ってくれたことがあった。 好きではなくとも、そういうことは、やってくれる男なのだ。 ところが、到着

失われたサトテル丼と鎮魂の通訳士

ウッキウキで行列に並んでたら、目の前で買い占められ、膝から崩れ落ちそうになったっていう、…

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最高で幸福な黄色いカフェ in パリ

パリのシャンリゼ通りを歩いていた。 それはもう、踊りながら歩いていた。 念願なので。 全…

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ぶっぱなせ!人徳パワープレイ! in パリ

ヌルッとテキトーすぎる、パリについて、書いてきましたけども。 パリは、車いすの母と行ける…

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スリへの気まずさ in パリ

パリに行くと決まってから、実は、怯えていた。 スリが怖い。 パリと言えばスリ、スリと言え…

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指定された席になど座れない in パリ

パラリンピックの観戦直前で、チケットを失うという珍事に見舞われたが、 なんとかしてもらっ…

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弟のパンチには信頼と実績の茶番

弟の良太は、優しい男である。 心がでっぷりしている。 ちょっとや、そっとじゃ、動じやしな…

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酔っぱらい先生とわたし〜人生を変えた英語教室〜 「最終話.合格発表の日」

酔っぱらい先生と出会って、10ヶ月が過ぎた。 大学受験の日がやってきた。 関西学院大学に入学願書を出した。 滑り止めの学校は、受験しないと決めていた。 模試の結果は、最後までB判定とC判定(合格可能性50〜60%)だったけれど、これで受からなければ、働こうと思っていた。 わたしの目的は、大学に進学することではなくて、父との思い出に報いることと、そして、母を助けることだったので。 関西学院大学の中でも、わたしは『人間福祉学部 社会起業学科』の受験を選んだ。福祉と経営