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「死ね」と言ったあなたへ

※この記事は、後述の理由により、11月8日(月)23:59まで公開していました。しばらくマガジンのアーカイブとして読めます。
※死を煽る内容ではないですが、「死ね」という言葉が頻出します。
2021年11月8日(月)15:02追記:わたしが一番祈っていた形で、ここに登場する方々のもとに届きまして、もしかしたら先方の優しさかもしれないですし、そりゃそうだと思うんですが、ものすごく、ものすごく深い理解と希望を示してくださいました。届けてくださったみなさん、ありがとうございます。

今年の10月、わたしがTwitterで投稿したダウン症の弟の写真に、「ガイジ(障害児)は生きる価値なし死ね」と返信をした人がいました。

その人のアカウントは、わたしだけではなく、障害のある人たちを手当り次第に攻撃するために作られていました。

それから、その人とご家族と、ダイレクトメッセージでやりとりをしました。返信については謝ってくれましたし、事情もよくわかりましたので、いま、その人を責める気持ちはありません。怒ってもないです。

ただ、もうアカウントが消えてしまったその人に、伝えたいことがあります。


こういった形で、あなたのことを書いてしまうことで、もしかしたらあなたがいやな思いをするかもしれないと悩みました。

でも、あなたがわたしに教えてくれたことは、同じようなことで悩み、苦しんでいる人を助けると思いました。

そして、あなたがいまも悩み、苦しんでいることを和らげるためには、わたしとあなたの味方を、一人でも多くこの社会につくることだとも思いました。

なにより、わたしがあなたにどうにかしてお礼を伝えたいので、あなたが読んでくれるかはわかりませんが、書かせてください。

あなたに出会えて、あなたと生きる意味を考えることができて、わたしは本当によかったです。


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週末にグループホームから帰ってくる弟や、ばあちゃんと美味しいものを食べます。中華料理が好きです。