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将来に迷って老師と話した日、わたしはサンダルを手放した

※予定表どおりならば「岸田奈美のちょっと言えない話(仮題)」を先にnoteで書く予定でしたが、編集スケジュールの都合上、順番を入れ替えて公開します。


臨済宗円覚寺派 管長・横田南嶺老師にお招きいただき、Youtubeで対談させてもらうという、とんでもないことがありました。震えてしまう。

わたしが老師を前にしてもなお、無計画に喋り倒してしまったので、ぜんぶで五話もあるのです。

一話から三話まではわたしの自己紹介みたいなものなので、それは知っとるわ!っていう人は、四話と五話を観ていただくと、ええ塩梅なんじゃないかと思います。

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実は収録当日、わたしは大惨事を起こしてしまって。

・電車に乗り間違え、あろうことか円覚寺の真逆の方向へ
・あわてて降りたら、階段を滑り落ちて足を盛大にくじく
・老師にお渡しするはずだった「きんつば」を電車内に置き忘れる
・ふびんに思った通りすがりのお爺さんに助けられ、45分の遅刻
・到着するも足に保冷剤をしばりつけたまま収録に参加

愚か者のピタゴラスイッチですよ。

申し訳なさで泣きそうになっていたわたしに、老師は「さいきん料理にはまっていてね」と手作りの甘酒を振る舞ってくださいました。めちゃくちゃ美味しくて、まろやかで、泣いてしまいそうになった。


ということで、迷惑をかけまくってしまったこの番組、せめてわたしの手でたくさんの人に観てもらいたいので。Youtubeで対談していることと、それよりも少し前からわたしが大切にしている老師のお話を。


老師にはじめて出会ったときのこと

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スキに圧倒的感謝
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28歳の作家。100文字で済むことを2000文字で伝える。車いすユーザーの母、ダウン症の弟、亡くなった父の話など。講談社・小説現代 連載、文藝春秋2020年1月号巻頭随筆 執筆。コルク所属。 Official WEB→https://kishidanami.com/

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コメント (4)
自分は人生迷いまくりです(笑)このような方に出会えて色々なお話を聞けるということはすごく勉強になりますね。
奈美さんは導かれるように素晴らしい人との出会いをされている。
更なる飛躍を、人として作家として成して行って欲しいです。
絶品比喩
愚か者のピタゴラスイッチには笑いました😂
赤裸々に正直な気持ちを文章にしていて本当に素晴らしいと思います。
私は奈美ちゃんのお母さんくらいの年齢ですが、いつも勉強させていただいてます。
円覚寺のHPから来ました。たのしく拝見しました。
「ほどよい嫉妬を、ほどよく燃やす」いいですね。
これからも応援してます。
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