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ばいばい、遠き日のラプンツェル

元気がないので、元気だったときの話でもしようと思う。

元気がわいてくる場所といえば、ディズニーランドだ。異論は認めるが聞く耳は持たない。

わたしのnoteでは折に触れてディズニーランドや大阪USJ民国の話が突然飛び出してくるが、大抵元気がない時である。ちなみに今月発売の講談社『小説現代』へ納めたエッセイもディズニーランドの話なので現在のコンディションはお察しの通り。

どんだけこすり続けるのか。夢の国を。そろそろ火が点いて文明が起きる。


今回のディズニーランド話はわたしにとっても特別なので、記憶に刻みこんでおくためにも、ちょっと語らせていただきたい。

子どもを連れていった。

このわたしがディズニーランドに子どもを連れていくとなったらそれはもう、人生という曲のアウトロだと思っていたが、全然そんなことはなかった。生まれてこのかた30年、ずっとサビと大サビを雑に繰り返している。曲名『息切れ』。

わたしの子どもではなく、借りてきた子どもだ。

おおっぴらに言いづらいので避けてきた話題だが、わたしは子どもが苦手である。断じて、嫌いではない。人を楽しませることが大好きなのに、子どもを楽しませるすべを持たないことが申し訳なくて、避けてきた。自分で言うのもあれやけどサービス精神の修羅か?

たぶん、それは結局のところ、子どものことをよく知らんのである。

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週末にグループホームから帰ってくる弟や、ばあちゃんと美味しいものを食べます。中華料理が好きです。