見出し画像

焚き火を起こす、雑に話す

ある人から、二年ぶりに連絡があった。

わたしに頼みがあるという。

彼とは、六人ぐらいでご飯を食べたときに知り合って、すこし話しただけだった。つらい自分のことよりも、つらい時に助けてくれた人たちのことを、本当に嬉しそうに紹介する人だった。

つないだビデオ通話で、彼は言った。

続きをみるには

残り 6,805字 / 1画像

新作を月4本+過去作300本以上が読み放題。岸田家の収入の9割を占める、生きてゆくための恥さらしマガジン。購読してくださる皆さんは遠い親戚…

週末にグループホームから帰ってくる弟や、ばあちゃんと美味しいものを食べます。中華料理が好きです。