岸田の妄想!マヌケ商店(謝りたおす人のための詫びキップ)
マヌケな自分とともに歩み、ともに立ち向かう岸田による「こんなのあったらいいな」なアイテムの妄想を垂れ流す「妄想!マヌケ商店」のお時間です。
みなさんは、いままで下げた頭の回数を覚えているだろうか。いままでと言わず、今週でもいい。誓って言う。わたしは覚えてない。
謝ることが、ありすぎる。
人と会えば、遅刻したり、うっかりタブルブッキングしたり。どこかへ出かければ、なにかを忘れて、なにかを失くしたり。ご飯を食べれば、食器を割ったり、お茶をぶちまけたり。
半分はまぎれもなくわたしのせいで、もう半分は運命で決まっている。「そんなこと、人生に一度あるかどうかやろ」ということが、サザエさんの放送ペースで起こる。家のなかに、スズメバチが飛び込んできて、打ち合わせに遅れるとかさ。
ごめんなさいのインフレが、日常で起きているのだ。
「この埋め合わせはかならず」「ここのお茶代はわたしが持つから」「借りを一つということでどうか」などを口走りながら、ペコペコと謝っているけれど、あまりにも多すぎて、真剣味を失っているように思う。
わたしと付き合ってくれる人たちは、そんなわたしのズボラさと運命を承知で付き合ってくれる徳の高い方々ばかりなので「気にしなくていいよ」と言ってくれるのだが、それではわたしの気がすまない。
そこで、わたしは、苦渋の末にひらめいた。
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週末にグループホームから帰ってくる弟や、ばあちゃんと美味しいものを食べます。中華料理が好きです。