
さ〜て!8月のキナリ☆マガジンは?
こんにちは、岸田奈美です。
7月も残すところ数時間となりましたが、本当にハリウッドドリームザライドのような疾走感と瞬間的高低差のある一ヶ月だった……なんならちょっと、大阪LOVERくらい、耳の奥で聞こえてた。
7月にやったこと
・7月25日の岸田奈美生誕祭(生誕祭は亡くなった人に使われると発表後に知ったが、もはや後戻りはできず、人生を終えたあと偉人になる決意を込めて続行)にて、大好きな人たちと愉快なトーク
・ずっとやりたかった「言葉を扱うのがうまいビジネス芸人だけでセンター試験現代文対決」を敢行し、イキっていた主催者のわたしが見事最下位を記録
・岸田の初公式グッズ「うなずかれたい日の赤べこたち」Tシャツ、ハンカチ、トートバッグが受注予約分完売(9月に特製エッセイと一緒に届くから、楽しみにしててね)
・「24時間で消えるnote〜一世一代の告白を受けた〜」でいろいろあって、反省するとともに情緒がモチャッとしてしまったけれども「バズるエッセイを書くために、生きてるわけじゃない」を書くことで、作家としてどうやっていくかを決めた
・岸田の人生を照らしてくれた写真家、東の幡野広志さんと西の別所隆弘さんが使っていたライカQというカメラを、おどろくほど長いローンを組んで衝動買いしてしまう
いや正直めっちゃ高いカメラで、会社員時代のなけなしの貯金をアレして買ってしまったんだけど、持った瞬間にこの子と一緒に生きていかねばと思ってしまったのよ。衝動の種類が野良猫抱いたときと一緒。
でもライカQを向けても、弟がこういう類の顔しかしてくれない。
これぜんぶ、7月に起こった出来事か……。おっそろしいな。だれから頼まれたわけでもないのに、生き急いでいる気がする。いつも後ろからラプトルに追われている。
8月の岸田がやりそうなこと
・今月じゃないけど、言わせてくれ!小学館から私の初著書「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」が9月末に発売されます!編集の酒井さんはじめ、装丁は祖父江慎さん、写真は幡野広志さんという、最強かつラブすぎる布陣です。あまり書籍化という作業にはピンときていなかったんだけど、これはもう、愛せてしまう……。2兆冊販売を目指すよ。
・8月5日に、スイスイさんの出版記念トークライブ「#わたしたちはメンヘラである」に夏生さえりさんと出演します。参加は無料だよ。メンヘラという言葉にネガティブさを感じる人もいるだろうけど、メンヘラという言葉の持つ意味や受容を広げる良い会になると思います。
・8月10日ごろ(未定)に、文藝春秋さんの協力のもと、村上春樹さんに関する対談ボイス番組&noteを公開する予定です。夢の仕事か。
・秋にキナリ杯の記録を更新する、書き手全員が主役なでっけ〜〜〜イベントを開催しようと思っているので、その告知ができたらするよ。9月になったらごめん、なんせ怠慢なので。
・今月マジでドッタンバッタン大騒ぎの大杉漣だったので、日記もキナリ杯感想も書けず、すみませんでした。8月から復活するので、末永くお見守りください。
8月のキナリ☆マガジン ラインナップ
岸田奈美の生活の糧になっている、有料定期購読マガジン「キナリ☆マガジン」は……
こんな感じでお届けしていこうと思います。執筆はどんどんマガジンに集中しようと思っているので、これに2本くらい追加と、毎週日記を書く予定です。
電車乗り間違えて転んで捻挫し対談に一時間遅れる、渡すはずのお土産のきんつばをどこかに置き忘れる、などの愚行をいつも笑って「奈美さんはそうでなくちゃ」と許してくださる横田老師。
わたしのおじいさんのような方で(失礼)、本当に素晴らしいお方です。わたしが大成したら、円覚寺を世界で一番のお寺にします。
※円覚寺のYoutubeが公開されてからnoteで公開になりますので、17日の公開日がずれる可能性があります。ゆるい。