見出し画像

お詫びしてから、キナリなおすそ分け (5月11日から)

お詫びがあります。人生のまあまあな時間を、詫びて過ごしてる気がする。

5月16日(土)に公開する予定だった「おたのしみ小説」なのですが、もっと読みやすく、楽しんでもらえるにはどうしたらええんやろを考えすぎた結果、プロの漫画家の友人に絵を描いてもらうことにしました。

というわけで、公開が来週になります。楽しみにしてくださってた人は、ごめんね。でも、もっと良いものになって、ズバーンと出す予定なので。

noteで小説書くの、初めてだからドキドキしているよ。


では、今週も張り切って、私的な日記をお見せしましょう。


5月11日(月) 書くことで、自分を許したい

24時間で消えるnote、まさかの第二弾を書いた。もう爆散したから読めないけど、ルームウェアと酒瓶の話を。

モテたくてセクシーなルームウェアを大枚はたいて買って、露出した肌の部分を盛大にヤケドして、酒の瓶を押しつけるって。

もうね。やるせなさすぎて。

これをそのままにしてたら、自己嫌悪でグチャグチャのなめろうみたいに暮らすことになるから、せめてもの笑い話にトーンを変えて、文章にして発信するっていう。

私がさわがしい話を書くときは「誰かに笑ってもらいたい」よりも、「笑ってもらうことで自分を許したい」っていう衝動の方が大きい。ちなみに自己嫌悪が大きければ大きいほど書くのが早いので、今作は20分くらいで書いた。エッセイというか、もはや独り言の域だな。

夜は、2ちゃんねるの創始者・ひろゆきさんと、いにしえの懐かしい文字チャット(ゆいちゃっと形式)で公開対談した。

平成初期のオーパーツ的なシステムなので、リロードのラグはあるし、動画や電話に比べて展開が遅すぎるしで、見ている方は「なにを見せられているのか」と思ったはずだけど、わたしはひたすら懐かしくて、楽しかった。

頭で思っていることに、口がついていかないタイプで、前職で研修の講師とかをやっていた経験から、変に耳障りの良い言葉とか、教訓めいた話にまとめようとしちゃう癖があるので、記録の残る媒体で話すのが苦手だったりする。

コミュニケーションにはいろいろな方法があるけど、自分の考えを人に話して残すには、私はなににおいても文章が大好きだ。数日だれとも喋らなくても、メールやチャットがあれば、元気にやっていける。

あと、逆張りを好む。未知の開拓や、ブルーオーシャンとまではいかないけど、ちょうど今、みんなが注目しているところと、あえて違うところで自分の偏愛をさらけ出すのが心地良い。

24時間で消えるnoteは「24時間で消えるInstagramのストーリーが主流だけど、これをあえて文章だけでやったらどうだろう」と思ってやった。

文字チャットは「Twitter LiveやZoomウェビナーが乱立しているけど、ずっと視聴していると疲れるから、ここであえて、見逃しても大丈夫なように文字のログが残るチャットはどうだろう」と思ってやった。

もとを辿ればnoteは「Youtubeの動画コンテンツや、140文字のエモいツイートがバズってるけど、古きよきテキストサイトっぽいノリの文章を、その時代を経験していない人に読んでもらったらどうだろう」と思ってやった。

失敗もするけど、逆に新しいとおもしろがって、人が集まってきてくれると、すごく嬉しい。村の祭りが始まった気分になる。

きっと私は、世の中で流行っているものに対して、どこかハマれない自分へのもどかしさと、居心地の悪さを感じているんだろう。

InstagramもYoutubeも、素晴らしいクリエーターがたくさんいると思う一方で、どうにも熱中できなかった。みんながYoutubeの話をしていて、まったくついていけなかったのが寂しかった。

でも、村になじめないなら、村を作ればいいのだ。あつまれどうぶつの森でも、みんな島を作りはじめてるじゃないか。やったことないけど、自分が作った心地の良い島に、誰かが遊びにきてくれて、楽しんでくれるなら、嬉しいと思う。

画像1

これは、揚げないで作った、チキン南蛮。


この続きをみるには

この続き: 4,431文字 / 画像2枚
この記事が含まれているマガジンを購読する
【公開から1ヶ月経つと、前月以前の過去記事も読めるようになりました】このマガジンを購読すると、月3本以上の限定記事が読めます。今のところ平均5本。

【公開から1ヶ月経つと、前月以前の過去記事も読めるようになりました】作家・岸田奈美が、「事実も小説も奇なり」をモットーに、とんちんかんな日…

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

記事にいただいたサポートのお金で、母や弟(岸田家)と「したことない体験」に挑戦し、新しく記事を書きます。いつも応援ありがとうございます!

スキに圧倒的感謝
267
28歳の作家。100文字で済むことを2000文字で伝える。車いすユーザーの母、ダウン症の弟、亡くなった父の話など。講談社・小説現代 連載、文藝春秋2020年1月号巻頭随筆 執筆。コルク所属。 Official WEB→https://kishidanami.com/

こちらでもピックアップされています

岸田奈美のキナリ★マガジン
岸田奈美のキナリ★マガジン
  • ¥1,000 / 月

【公開から1ヶ月経つと、前月以前の過去記事も読めるようになりました】作家・岸田奈美が、「事実も小説も奇なり」をモットーに、とんちんかんな日常や、それなりに愉快になるお話をおすそわけします。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。