泣きながら進め、七実ちゃんと奈美ちゃんの巻(ドラマ見学3日目)
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』ドラマ現場の見学レポート、前回の話は↓
早朝、まだ冷たい空気のこもっている地下駐車場で。
ぽつんと離れて立ってるわたしを見つけ、跳ねるように駆けてきてくれた河合優実さんの姿が、ずっと目に焼きついている。
「奈美さんだ!」
彼女の人柄が、岸本家を岸本家たらしめていると、その瞬間に思った。
そういう“結び目”みたいな人って、本当にいる。
愛想がいいとか、元気がいいとか。そういう言葉では、あの時の河合さんの良さが表せられない。
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週末にグループホームから帰ってくる弟や、ばあちゃんと美味しいものを食べます。中華料理が好きです。